近代以前、詩とは漢詩のことを指しました。明治以降、流入した西洋文化の影響を受けて「近代文学」が生まれ、新しい「詩」が生まれました。それは変容、発展を続け、今日の「詩」へと続いてきました。北九州では大正年間においてその黎明を見ることができ、以降、多くの同人詩誌が創刊され、詩人を輩出してきました。本展では北九州地域における詩の歴史と、それを担った詩人たちを紹介、現在活動している詩人、詩誌も取り上げ、詩の未来へとつながる試みを紹介しました。
¥500
北九州若松出身の芥川賞作家、火野葦平は2020年、没後60年です。1938年、出征中に「糞尿譚」で芥川賞を受賞した葦平は陸軍報道部に転属となり、従軍記「麦と兵隊」に始まる<兵隊三部作>で、一躍国民的作家となりました。戦後は公職追放となりましたが、解除後は若松と東京を往復しながら多くの作品を残し、また地域文化の発展に尽力しました。本展は約200点の資料とともに火野葦平の生涯と文業をご紹介しました。
¥500
明治維新から150年を迎えた平成30年、NHK大河ドラマの主人公にも取り上げられた西郷隆盛の企画展を開催しました。西郷は維新最大のヒーローといわれますが、実はこれまで肖像写真が見つかっておらず、その素顔は明らかではありません。文学や美術、身近な商品パッケージなど、西郷がどのように描かれてきたかを探りました。
¥1,000
初版 平成29年2月10日刊行 改版 平成29年6月 1日刊行 文学館の開館10周年を記念し刊行。開館以来10年間のあゆみをつづる。ゆかりの作家案内も兼ねる。 〇特別企画展回顧 森鷗外、杉田久女、橋本多佳子、横山白虹、林芙美子、火野葦平、岩下俊作、劉寒吉、伊馬春部、宗左近、職場雑誌、現代作家(38人) 〇北九州の児童文学 〇資料編 企画展の記録、10年のあゆみ、刊行物の記録、友の会の活動、組織図、施設の概要、沿革、資料提供者 ¥1,000 ※在庫なし
北九州で生れた、育った、住んだ、住んでいるというゆかりがあり、今、現在、文章を書くことを生業にされている35名の作家を紹介しています。それぞれの作家の北九州にまつわる書き下ろしの寄稿も掲載しています。
¥500