文学賞・コンクール

2015年04月03日 カテゴリー:

第6回 北九州市子どもノンフィクション文学賞 受賞作品

※ 作品名をクリックすると、受賞作品をお読みいただけます。

小学生の部
賞名 作品名 氏名(ペンネーム) 都道府県 学年 作者によるあらすじ紹介
大賞 戦争と子供たち 田村(タムラ) 一哲(カズアキ) 北九州市    小倉北区 小学5年 戦争中、子供たちはどう過ごし何を考えていたのか。それを知るため、祖父に当時の話を聞き、まとめた話です。
佳作 小学校最後の舞台で 佐藤(サトウ) 羽花(ワカ) 北海道      札幌市 小学6年 小学校最後の大イベントの一つ、学習発表会。その時に頑張ったことや、悔しかったことを書いた話です。
佳作 大きくなあれ わたしのカイコ (シン)池谷(イケタニ) (ハルカ) 群馬県      前橋市 小学2年 卵からふ化したカイコの命を助けようと奮闘。その後も、カイコの生態や成長を見つめ続けた日々を書いた話です。
選考委員特別賞
【那須正幹賞】
たいしゅんこん虫記 村田(ムラタ) (タイ)駿(シュン) 北九州市    小倉南区 小学2年 ぼくは、ファーブルにあこがれて、虫をけんきゅうしました。その虫の行どうを目で見て書いた話です。
選考委員特別賞
【最相葉月賞】
カスミサンショウウオが教えてくれたこと 石本(イシモト) ()()() 長崎県      佐世保市 小学3年 経験による知恵で進化していると教えてくれたカスミサンショウウオ。未来の私を信じ勇気を出した話です。
選考委員特別賞
【リリー・フランキー賞】
イボとパイナップル 梅田(ウメダ) 明日(アス)() 北九州市    小倉北区 小学6年 「イボ」と「パイナップル」には、つながりのあるようなないような・・・ぼくの卒論的作品、どうぞ御覧下さい。
選考委員特別賞
【リリー・フランキー賞】
ぼくのお母さん 今野(コンノ) 琉輝(ルキア) 北九州市    小倉南区 小学5年 ぼくは、生後まもなく亡くなった姉がいます。その時の母と姉のことを書きました。
学校団体賞   東京都杉並区立井荻小学校
<大賞受賞作:選考員コメント>
【那須選考委員】3人の選考委員がすべて推薦をした作品だった。おじいさんからが子どもの時から敗戦までの体験を丁寧に聞きとり、しっかりした構成で忠実に書き記されているのが素晴らしい。【最相選考委員】戦後70年経ち、戦争の記憶が失われていく中で、体験者に取材することは非常に大切。なかなか聞き出せないような貴重な体験を根気強い取材で聞き出し、きちんと書いている。【リリー・フランキー選考委員】大変丁寧意に聞き取りを行った上で、良く書かれている。涼しい文章でおじいさんの体験を忠実に書きながら、最後に述べた自分の考えに作者のインテリジェンスを感じた。体験者から聞き取りができるチャンスはこの先少なくなるばかりなので、ほかの人にも読んでもらいたいと思う作品だった。
<大賞受賞者コメント>
大賞を取れたと聞いて、とてもうれしいです。これからももっと良い作品を書いてみたいという気持ちになりました。祖父に感謝したいです。
中学生の部
賞名 作品名 氏名(ペンネーム) 都道府県 学年 作者によるあらすじ紹介
大賞 僕と御朱印 中村 友哉( ナカムラ    トモヤ) 福岡市      中央区 中学1年 僕が御朱印を頂くようになったきっかけと、寺社巡りをする中で、様々な人との出会いや交流を書きました。
佳作 僕とピアノの12年 長尾(ナガオ) 義明(ヨシア) 福岡市      中央区 中学1年 僕の最良の友であるピアノを通した音楽という視点から、僕が中学一年生になるまでの十二年間を書いた話です。
佳作 また笑顔が見られますように 岡田(オカダ) 真那美(マナミ) 北九州市    小倉北区 中学2年 私の将来の夢は看護師です。そんな私には3つの病気と闘っているおばあちゃんがいます。
選考委員特別賞
【那須正幹賞】
校歌から発見!学校の歴史 (カネ)(スエ) ()()() 香川県       坂出市 中学3年 総合学習で校歌を調べることになった私達。調べる内に校歌が学校の秘密を知るカギになっていると判明した話です。
選考委員特別賞
【最相葉月賞】
柴田(シバタ) (ハルナ) 山口県          下関市 中学3年 十五年間共に歩き寄りそい導いてくれた母。私が見てきた母は優しくて、あたたかくて、強くて、とても弱い。
選考委員特別賞
【リリー・フランキー賞】
信じる 宮本(ミヤモト) ()() 福岡市      中央区 中学2年 谷川俊太郎さん作詞の「信じる」という曲を通して地雷について調べてみた。命の尊さや平和の大切さを改めて実感した話です。
学校団体賞   梅光学院中学校、福岡教育大学附属福岡中学校
<大賞受賞作:選考員コメント>
【那須選考委員】28もの神社仏閣が出てくるが、御朱印に興味を持つこと自体に感心し、また足掛け3年近くにわたる記録に感動した。【最相選考委員】コツコツと同じことを続けていくことによって、明らかに作者が昨日よりも今日、新しいことを得ていく様子が分かり、個人的に好きな作品だった。好きなことをするというのは何より力になることだと感じた。【リリー・フランキー選考委員】学校から与えられたテーマではなく、好きなものを自分で選んで書いているのが良い。作者が少しずつ大人になっていく様子が瑞々しく書かれており、好感の持てる文章だった。
<大賞受賞者コメント>
  御朱印を通じていろんな人とかかわって、それを書くことにより大賞をもらえてうれしいです。これからも人との関わりを大切にして、御朱印を続けて行きたいです。