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2014年03月27日 カテゴリー:

第15回特別企画展「恋と革命に生きた女たち」

恋と革命展1

平成25年秋の特別企画展は、「恋と革命に生きた女たち」を開催しました。

高知県立文学書道館の企画協力のもと、恋、思想、芸術に生を燃焼させた女性たちの姿を、作家・瀬戸内寂聴の伝記小説からよみがえらせました。

◎人物と作品

田村 俊子(たむら としこ) 作品:『田村俊子』(文芸春秋新社 1961)

1884~1945 小説家。日本初の女性の職業作家。

岡本 かの子(おかもと かのこ) 作品:『かの子撩乱(りょうらん)』(講談社 1965)

1889~1939 歌人、宗教家、小説家。一つ屋根の下、夫と二人の恋人と暮らす生活ぶりが驚かれる。

高岡 智照 尼(たかおか ちしょう に)  作品:『(じょ)(とく)』(新潮社 1963)

1896~1994 祇王寺の元庵主。恋人に身の潔白を証明するため、小指を切り落とす。転変の末、出家。

伊藤 野枝(いとう のえ) 作品:『美は乱調にあり』(文芸春秋 1966)、『諧調は偽りなり』上下(文芸春秋 1984)

1895~1923 女性運動家。「青鞜」の編集を平塚らいてうから引き継ぐ。アナキストの大杉栄と、関東大震災後の混乱の中虐殺される。

三浦 環(みうら たまき) 作品:『お蝶夫人』(講談社 1969)

1884~1946 オペラ歌手。「蝶々夫人」で世界的な名声を得る。

管野 須賀子(かんの すがこ) 作品:『遠い声』(新潮社 1970)

1881~1911 社会主義者。日本史上唯一、女性革命家として死刑を受ける。

金子 文子(かねこ ふみこ) 作品:『余白の春』(中央公論社 1972)

1903~1926 社会運動家。朴烈事件で大逆罪に問われる。のち自死。

平塚 らいてう(ひらつか らいちょう) 作品:『青鞜』上下(中央公論社 1984)

1886~1971 女性運動家。雑誌「青鞜」を創刊。「元始、女性は太陽であった」のフレーズで知られる。

湯浅 芳子(ゆあさ よしこ) 作品:『孤高の人』(筑摩書房 1997)

1896~1990 ロシア文学者。作家中條(のち宮本)百合子と同性愛を交わす。

瀬戸内 寂聴(せとうち じゃくちょう) 作品:『比叡』(新潮社 1979)

1922~ 小説家、僧侶。はじめ瀬戸内晴美として活動するが51歳で出家。法名寂聴。

 

特に、福岡県出身の伊藤野枝については詳しく紹介し、オリジナルのリーフレット(「伊藤野枝と福岡」)も作成しました。

会期中には、講演会講師でもある矢野寛治さんが監修する伊藤野枝のドキュメンタリー番組も放映されました。

また、地元の映画館、小倉昭和館さんで協賛上映を行っていただきました。

瀬戸内寂聴原作「夏の終り」(満島ひかり、綾野剛出演)と「アンナカレーニナ」(キーラナイトレイ出演)の豪華2本立てです。

恋と革命展2恋と革命展3

【会期】2013年11月2日(土)~12月15日(日)

【観覧料】一般 500円、中高生 200円、小学生 100円

【企画協力】徳島県立文学書道館

【関連イベント】開会記念講話、矢野寛治さん講演会、文学講座(全2回)※別報告

【協賛上映】恋と革命に生きた女たち2本立て(小倉昭和館)

【展示資料点数】約250点

【入場者数】1,249人

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