学芸員だより

2014年04月06日

俳句誌「青嶺」の吟行

4日(金)、俳句誌「青嶺」の主宰・岸原清行先生の句碑建立5周年を記念して、吟行会が行われました。総勢150人近くの方が集まり、吟行を楽しみました。花冷えの風の強い一日でしたが、時折青空ものぞきました。

始めに、岡垣町の成田山不動寺へ。敷地内に、主宰句碑があります。

成田山不動寺本堂

成田山不動寺本堂

主宰句碑(「海境の ひかりに聳ちて 青き嶺)

主宰句碑(「海境の ひかりに聳ちて 青き嶺」)

成田山からは、響灘と三里松原の素晴らしい眺望を堪能することができました。

桜越しに見る響灘

桜越しに見る響灘

木綿間山ふもとには、種田山頭火の句碑もあります。

山頭火句碑(「鉄鉢の中へも霰」)

山頭火句碑(「鉄鉢の中へも霰」)

昼食をはさんで、対岸の芦屋へ。

芦屋中央公民館には、川ひらた(五平太船)が保存されています。筑豊炭田の石炭運搬船として使用されたもので、日本に二艘しか残っていません。(もう一艘は折尾高校にあるそうです。)

続いて、魚見公園へ。俳人・野見山朱鳥の句碑があります。

野見山朱鳥句碑(「鵜の湾を 八重の冬波 うちしらめ」)

野見山朱鳥句碑(「鵜の湾を 八重の冬波 うちしらめ」)

最後は芦屋釜の里へ。芦屋釜は、茶道の「湯釜」のこと。室町時代にたいへん人気があったそうです。ほかの釜に比べて薄く作られており、その技術はもちろんのこと、紋様も美しく、芸術性においても評価されています。現在、国の重要文化財に指定されている茶の湯釜は9個、うち、8個が芦屋釜といいますから、素晴らしいですね。

庭園も美しく、ソメイヨシノや、ギョイコウ(御衣黄)という緑色のめずらしい桜も咲いていました。

庭園にある茶室

庭園にある茶室

ソメイヨシノも満開

ソメイヨシノも満開

ギョイコウ(御衣黄)の桜

ギョイコウ(御衣黄)の桜

今回の吟行から、またたくさんの素晴らしい俳句が生まれることと思います。

 

,

作家について

ページトップへ